支援卵
一昨年の震災直後、なんとか支援できないものかと、仲間を通じて、宮城・福島へ卵を100キロ(1600個)ほど、送りました。生卵なんか現地に送って返って迷惑ではないだろうか?そんな不安もありましたが、「ずっと保存食のようなものしか食べていなかった。生卵はとてもうれしい。」との声が聞かれ、少しはお役に立てたかとホッとしました。
昨年は、福島を中心に東北から北海道内に大勢の被災者が、自主避難という形で、政府や東電の補償が受けられないまま、福島に残した家族や家との2重生活で大変な思いをしていると知り、卵を受け取ってもらえる方を探しました。札幌市厚別区にある厚生労働省の雇用促進住宅に、福島から避難されている方々が百数十世帯避難生活をされているということで、こちらに送りました。百数十世帯ですから、一家族当たり数個の卵しかあたらず、ほんとうに微々たるものです。
震災・原発事故から2年がすぎても避難されている方の状況は少しも変わらず、返って悪化しているといってもいいのではないでしょうか。2重生活や将来への不安はよりましていると思います。
この春、テンに40羽やられてしまって、卵が不足気味で、今年は送れないかと危ぶんでいましたが、最近、なんとか余裕が出てきました。本当に微々たるものですが食べていただければ幸いです。
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