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2013/08/09

北海道新幹線と福島の親子

 うちの住宅と鶏舎と納屋の直下を新幹線が走るのだそうです。
先日、鶏舎の脇に測量用の基準点が設置されました。
長万部から倶知安をぬけ小樽へ、ほとんどトンネルになるとのこと。

地下は国の持ち物なので移転や補償にはならないと、測量基準点を設置した業者の方から伺いました。開通は二十数年から先とのこと。それまで果たして私は生きているのか?

新幹線開業に関するシンポジウムが開かれたり、倶知安では歓迎ムードで賑やかです。

それにしても建設に途方もない費用がかかるのは間違いないでしょう。

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先日まで、福島県相馬市から小学生二人とそのお母さんご家族が、
スキー場のロッジに自費で2週間ほど保養に来ていました。
今回で3年目だそうです。
滞在中、何回も卵を購入していただいて、親しくなり自家用野菜を分けてあげたりしていました。子供たちは犬が大好きだそうで、うちのワンコと走り回って楽しく遊んでくれました。
福島ではこうやって外で走り回って遊ぶことはないそう。

親戚知人は津波で流され、親の家は放射能が高いためもう帰る事が出来ないそうです。
相馬市でご主人と小さな町工場を経営。
放射能が心配で、食べ物、遊び、生活全てに神経をとがらせている日々。
地域で放射能の不安を口にすることはタブー。
「家を建てたら犬を飼おう」と子供たちと約束していた宅地は処分し、
今は賃貸アパート暮らし。

今年、仲良くしていた友人家族が札幌へ移住を決断。
自分も激しく心揺れるも、地元で長年培ってきた仕事があり、
それもできない。

明日福島に帰るという日、お土産に持って行ってもらおうと一緒に自家野菜の収穫をしていたら、お母さん寂しそうにポツリと
「風評被害って言ってますけど、実害ですよね。現に放射能はあるわけですから・・。」

福島に帰って、彼女にとって心休まらない日々がまた続くのだと思うと、胸が痛みます。
そして原発30キロ圏に位置する倶知安にとっても、これは決して他人事ではないと思う。

国のお金の使いみち、新幹線よりもまず先にやらなければいけないことは沢山あるはず・・・と思う。

 

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