原発災害

2013/06/21

支援卵

 一昨年の震災直後、なんとか支援できないものかと、仲間を通じて、宮城・福島へ卵を100キロ(1600個)ほど、送りました。生卵なんか現地に送って返って迷惑ではないだろうか?そんな不安もありましたが、「ずっと保存食のようなものしか食べていなかった。生卵はとてもうれしい。」との声が聞かれ、少しはお役に立てたかとホッとしました。

 昨年は、福島を中心に東北から北海道内に大勢の被災者が、自主避難という形で、政府や東電の補償が受けられないまま、福島に残した家族や家との2重生活で大変な思いをしていると知り、卵を受け取ってもらえる方を探しました。札幌市厚別区にある厚生労働省の雇用促進住宅に、福島から避難されている方々が百数十世帯避難生活をされているということで、こちらに送りました。百数十世帯ですから、一家族当たり数個の卵しかあたらず、ほんとうに微々たるものです。 

 震災・原発事故から2年がすぎても避難されている方の状況は少しも変わらず、返って悪化しているといってもいいのではないでしょうか。2重生活や将来への不安はよりましていると思います。

この春、テンに40羽やられてしまって、卵が不足気味で、今年は送れないかと危ぶんでいましたが、最近、なんとか余裕が出てきました。本当に微々たるものですが食べていただければ幸いです。

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2011/07/22

子供たちに何が起きているのか

今、福島や関東の子供たちに異変が起きています。大変なことが起きているのに、大手メディアにはほとんど報道されません。隠そうとしているのでしょうか? 現実に目を向けよう。

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2011/07/11

田中優さん講演会in倶知安

さる6月20日、北海道倶知安町にて田中優さんの講演会が行われました。
その時の模様をユーチューブにアップしています。12回に分けています。




田中優さんのブログより転載させていただきました。
http://tanakayu.blogspot.com/

□◆ 田中 優 より ◇■□■□◆◇◆◇■□■□

シュールリアリズム

 友人の住んでいる町で、静かに東日本大震災の被災者受入れを行っていた。その被災者の中に、さらにひっそりと福島原発震災被災者が暮らしている。何ひとつ悪いことをしていないのに、突然自分の町に住めなくなった。これまで長年手入れしてきた農地は汚染され、二度と耕すこともない。懐かしい風景は無理やり思い出にされてしまった。親しい友人・知人たちとも離れ離れになり、気心の知れた仲間と話すこともない。
   知らない土地に来て収入もなく、自動車も処分しなければならなかった。梅雨の合間の暑さに耐えかねて、歩いて市役所に行った。扇風機が欲しかったからだ。しかし市役所の用意した支援メニューの中に扇風機はなかった。だから再び長い距離を何も得られずに歩いて帰るしかなかった。子どもと向き合うだけの毎日はつらい。誰か大人と話したい。彼女は何ひとつ悪いことをしたわけではないのにそんな暮らしを強いられている。
 一方、加害者である東京電力の清水社長は指揮能力すらないまま退職する。推定5億円の退職金を得る。退職金や企業年金の減額の可能性も、「老後の生活に直結する」からと否定した。枝野官房長官は「東電の置かれている社会的状況をあまり理解されていないと改めて感じた」そうだ。
 電力会社の適正報酬の仕組みでは、この退職金もまた人件費の一部として、3%上乗せされて人々の電気料金から徴収される。清水社長は経済産業相に窮状を訴える要望書を提出することだけは忘れなかった。コスト上昇約7千億円、値上げ率は16%、さらに賠償額の一部負担でさらに4%の値上げする。電気事業法の規定に基づくと、「適正なコスト」と認めざるを得ないそうだ。私たち家庭の電気料金は20%も値上げされる予定だ。
 扇風機ひとつ手に入れられない被害者と、5億円を老後の生活に蓄える加害者。加害企業の職員にはボーナスが出るのに、被害者はろくに賠償すら得られない。しかも被曝の不安に怯えながら。これが2011年6月の現実だ。

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2011/06/10

田中優さんの講演会in倶知安

田中優さんの講演会が行なわれます!
http://tanakayu.blogspot.com/(網走でも)

2011年6月20日(月) 18:30~20:30
「原発に頼らない社会へ> ~東電原発震災をターニングポイントに~」
(後志平和運動フォーラム後志連絡会のHP

http://blog.livedoor.jp/watanabee1-shiribeshi/)
倶知安町労働福祉センター大ホール
※倶知安町南1条東1丁目(倶知安駅から徒歩8分)

参加費無料
後志平和運動フォーラム後志連絡会
P.C.F(倶知安)
主催者連絡先
0136-22-1046(渡辺)

田中 優さんメルマガより

「目をそむけない勇気を

  世界は変わってしまった。美しく見える野山も放射能に汚染され、遺伝子は傷つき壊されていく。すべては2011年3月11日以降のことだ。 何も恐れるこ となく暮らせた安全な日々は取り戻せない。子どもたちに譲り渡す世界は、すでに汚染されて淀んでいる。目に見えず、感じることもできない放射能によって。 美しい新緑も咲きほこる花も、以前とは違って見えるようになった。

  しかし私たちには変える力がある。今すぐには無理でも、子孫の世代には元通りの美しい世界を届ける力があるだろう。この世界を汚染したのは直接には放射能 だが、その根源には力の象徴のように美化した「カネ儲け」があった。ルールのないカネ儲けが悪化を加速させた。人を殺して得るカネは悪そのものだ。しかし 人々は意味もなくカネを儲けた人を尊敬したりする。その価値観が人を欲望に走らせた。今にして思えば、私たちには美しく輝く野山と、安心してかぶりつける 食べ物があれば十分だったのに。

 もう一度世界を回復させる には、ぼくらが何を崇めるのか意識して見直さなければならない。カネばかり崇めて、悪事やずるさに寛容すぎてはいなかったか? 社会変革に臆病すぎたので はないか? 子どもたちの未来を傷つけるものはすべて拒否できる人になろう。でもただ拒否するだけでは足りない。世界の問題の原因を凝視できる勇気を持と う。」

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2011/06/06

福島のおかあさん佐藤幸子さんのお話を聞く会

「子供たちを放射能から守りたい」
北海道において、福島の自然養鶏会会員でもある佐藤幸子さんの講演がありました。今回の原発事故で廃業を余儀なくされながらも、福島の子供の20ミリシーベルト問題で、国と戦っています。文科省との交渉の様子は、ユーストリームに流され、多くの人が知るところとなりました。
「わたしは30年間百姓をしてきた一主婦です。5人の子供を育ててきました。わたしたちは中学と高校しか出ていません。数字のことはよくわかりません。教 育を受けていない主婦がわかるように説明してください。子供たちに生きる大切さを教えてきたつもりです。それが一瞬にして崩れてしまいました。子供を守り たいという気持ちは、どこにいたって、日本中も世界中も一緒です。わたしたちは子供たちに普通の生活を戻してあげたい。その願いを遂げさせてくださ い・・。」
http://www.ustream.tv/recorded/14169488 
http://www.ustream.tv/recorded/14425806

講演会は6月4日は、原発のある岩内町とそれに30キロ圏内の余市町で。昨日5日は札幌で行なわれました。私は余市での講演をお聞きしました。

自身も被災し大変厳しい状況の中で、活動をしていること。
畑の土の放射線量を調べてもらった結果5000ベクレル/kgあり、廃業を決意したこと。
鶏を処分することを決め、最後の餌やりをしたときに、思わず床に倒れこみ声をあげて泣いたこと。
嫁いで30年、築き上げたものを全て奪われたこと。
今は、被曝から福島の子供たちを守るため力を尽くしていること。

昨日行なわれた札幌講演の様子はこちらでご覧になれます。
http://www.ustream.tv/recorded/15174580

子供たちを放射能から守る福島ネットワークの
フェイスブックと
http://www.facebook.com/fnscr

ブログです。
http://kofdomofukushima.at.webry.info/

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2011/05/16

 自然豊かな未来を子供たちに・・・・斉藤武一さん講演会のお知らせ

斉藤武一さん講演会のお知らせ

福島原発事故の真実。それでも泊原発は安全です?
直ちに影響はございません。これってほんとう?
20ミリシーベルト。福島の子供たちの健康が心配。

と き:2011年5月26日(木) 18:30開演
ところ:後志労働福祉会館1階ホール(ろうきん隣)倶知安町南1条東1丁目
     電話0136-23-2918

斉藤武一さんのプロフィールと、その他の講演会はこちら

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2011/05/04

福島の子供たちを救おう

 福島の養鶏仲間が放射能の不安を抱えながら鶏をかい、あるいは廃業に追い込まれ、愛する地を離れなければならない事態にいたり、脱原発社会の実現以前に、本当のことを知らなければと強く思っています。現在は各方面からの情報が多すぎて何を信じていいのかわからなくなりそうですが、最後はそれぞれが自分の決断で行動するしかないと思います。

 福島原発事故でこれから何が起きてくるのか? 私の頭の中も混乱しています。
 しかし過去(現在もつづいています)の真実から学ばなければなりません。25年前に旧ソビエト連邦ウクライナ共和国チェルノブイリ原子力発電所4号機の事故により被爆した子供たちやその2世3世が身をもって、現在まで警告し続けています。しかしこのままでは、過去の教訓がまったく生かされていません。歴史は繰り返してしまいます。

 「チェルノブイリのかけはし」代表の野呂さんは子供を持つ主婦です。20年前くらいからベラルーシの子供たちの転地療養(イタリアやドイツでは行なわれていた)に取り組み、現在まで続けています。
 倶知安で行なわれた講演では、その中での体験と真実だけを淡々と伝えてくれるだけなのですが、その圧倒的な経験を聞くこちらは物凄い衝撃を受けます。同時にその中から希望も見出せるのです。

 特に問題なのは代謝の活発な子供です。

内部被曝を正面から訴える医師はいないそうです。菅谷昭さんは松本市長という現職にありながら、訴えている一人です。
http://www.kakehashi.or.jp/?p=2671

現厚生労働省のある技官はクビになる危険を冒しながら警告を発信しています。
http://kimuramoriyo.blogspot.com/2011/04/blog-post_12.html

 チェルノブイリ周辺の立ち入り禁止区域や廃村になった場所の数値は、0.2マイクロシーベルト。(通常、日本の平常値は0.03前後です)
 3.8マイクロシーベルトの放射線基準の中、福島の小中学校や幼稚園では新学期が始まっています。
http://atmc.jp/school/

チェルノブイリ周辺でもこんなに高い数値の場所には人は住んでいないそうです。 妊産婦と子供は直ちに疎開しなければいけないレベルだということ。

 子供を守るため、福島では市民が行動に出ています。
http://www.foejapan.org/infomation/news/110425.html

 このまま、子供たちを避難させなければ、5年後にはこんな事態がフクシマの子供たちにも。考えたくもありません。早く疎開の手立てを考えなくてはなりません。
http://www.youtube.com/genpatuvideo#p/c/7BF52CD237F65E21
(事故から5年後旧ソ連時代に取材された映像です。)

 放射能は消えてなくなることはないそうです。生態系の循環の中に取り込まれ、その地にずっと留まるということ。半減期の短い放射性ヨウ素の影響は1月くらいの限定的なものと学者は言うが、チェルノブイリでは傷ついた遺伝子の影響は世代を超え子供たちに今も続いているということ。
 福島第一原発周辺20キロから30キロ圏は、私たちの世代では、もう戻れないだう・・・ということ。

 講演会には子供連れの若いお母さんがたくさん来ていました。離れている北海道とはいえ、不安で押しつぶされそうになっているお母さんは多いのです。そんなお母さんたちには、チェルノブイリでの事実を知らせると共に、丁寧に対処法を説明し不安を解消してくれます。

 まして、福島や近隣の子を持つ親たちのことを考えるといたたまれなくなります。
呼ばれればどこにでも行って、話をしてくれます。福島でも飛んでいってくれます。ぜひ話を聞いて欲しいと思います。

直近では5月7日に札幌で講演を行ないます。お近くの方はぜひ。
http://www.kakehashi.or.jp/?p=2677

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2011/04/24

知って欲しいこと2

昨日、NPO法人チェルノブイリのかけはし代表の野呂さんの話を聞く機会がありました。
http://www.kakehashi.or.jp/
野呂さんは20年近くチェルノブイリのあるウクライナや、被害の大きかったベラルーシに毎年のように足を運び、支援活動や被爆2世3世の子供たちの日本での保養受け入れ活動を行なっています。

野呂さんの話より
「・・・今、日本で起こっていることは狂っています。チェルノブイリよりも高い放射能値のところで、子供たちの学校が再開されています・・・・・チェルノブイリで3.8マイクロシーベルトの村に人は住んでいません・・・・廃村になっているところもあります。・・・・・・不安をあおるために書いているわけではありません。・・・100Km、200Km離れていても、汚染値が高くて閉鎖になっている村もチェルノブイリ でありました。みんな、子供たちが具合が悪くなって、調査団がやってきて閉鎖になったんです。そうやって汚染地図ができていきました。子供たちをカウン ターがわりにしていったんです。・・・」

5月7日に札幌で野呂さんの講演があります。ぜひ真実を聞いてください!
http://www.kakehashi.or.jp/?p=2677

そして、まともなことを語る人たちが少しづつ現れてきています。
http://kimuramoriyo.blogspot.com/2011/04/blog-post.html



倶知安町でも被災の受け入れが始まりました!
外国人の方々の熱意が実りました。

以下、北海道新聞より

「ニセコの自然で心癒やして」 住居1000人分 無償貸与 最長3カ月 外国人オーナーら計画

 【倶知安】後志管内倶知安町ひらふ地区のコンドミニアム管理会社など20社が、東日本大震災で被災した住民に、コンドミニアムやコテージなど約200棟を提供する。合計千人が入居でき、10月末までの最長3カ月間、光熱費を除き無償で貸し出す。

 建物の管理会社のほか、オーストラリアや香港に住む不動産のオーナーが、夏場の閑散期に建物を利用してもらおうと計画した。

 マンションタイプのコンドミニアムや、コテージタイプの一戸建てなど種類はさまざま。活動の代理人で、ひらふ地区の不動産会社役員キース・ロジャーズさ んは「各部屋には家具や家電などがそろっており、すぐに生活できる。ニセコの自然の中で、静かに心を癒やしてもらえたら」と話している。

 自治体が発行した被災証明書を持つ個人や家族が対象で、町役場を通じて申し込む。

 問い合わせは倶知安町総務課(電)0136・56・8000へ。

詳しい内容はこちらから

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2011/04/01

講演会のお知らせ

 先日、しりべしなんでも百姓くらぶの牧野氏の声かけで『泊原発を止める会』が出来ました。
4月9日午後6時30分から余市町公民館で岩内の斉藤武一さん(岩内原発問題研究会代表)の公演会を開きます。お近くの方は是非いらしてください。詳しくは以下をご覧下さい。
「tomarihatomaru.pdf」をダウンロード

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2011/03/28

知ってほしいこと

震災発生から2週間以上がたちました。
被害の全容は今だ明らかにならず、災害の大きさにただ言葉を失ったままです。

東北の養鶏仲間の消息は徐々にわかってきました。まだつかめない方もいますが、津波で家を失ったり、原発事故で退避せざるおえなくなった人も、何とか命だけは無事で避難生活をおくっています。これからが大変だと思います。

福島の原発事故に関しては、ついに東京の水道水からも放射性物質が・・。
健康に問題ないと報道では言っていますが、入っていないのが当たり前の水や食べ物まで汚染されてしまうとは・・・。本当に健康に問題はないのか、大事な命にかかわることは、政府も報道も事実を教えてくれないようです。この間いろいろな方から情報が寄せられ、また情報が欲しいという話が多く寄せられています。

先日24日、ニセコのスキー場近くで、若者が主催した集まりに行ってきました。
斉藤武一さんというかたの講演でした。今回の福島でのことが恐ろしく良く理解できました。これは3月15日札幌で行なわれた講演の様子です。とても長い動画ですが、是非知っていただきたいです。動画の最初の16分は前段です、16分後からが講演の模様です。16分後から再生してください。フルスクリーンで見てください。
http://www.ustream.tv/recorded/13339053
外部被爆と内部被爆の違いが良くわかりました。

報道では、頑張っている方もいます。

広瀬隆

http://www.youtube.com/watch?v=MiYz6dxfw7E
http://diamond.jp/articles/-/11514

週刊上杉隆
http://diamond.jp/category/s-uesugi

田中龍作ジャーナル
http://tanakaryusaku.seesaa.net/

卵の発送状況について

岩手・宮城・福島への宅配も徐々に再開しています。まだ、営業所留めが多いですが、受付は可能ですので、詳しくはご連絡下さい。

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